MARKET OPERATIONマーケットオペレーション部
専門知識を駆使し、
自己勘定で行う商品を取り扱う
部署紹介 WHAT’S THIS DEPARTMENT ?
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マーケットオペレーション部では、「債券レポ」「株レポ」「有担保コール」「国債売買」「CP売買」など、当社の自己勘定で行う商品を取り扱っています。
当部署では商品毎に担当者が配置されており、専門知識を持った部員が、国内外の市況をにらみながら部内・部外で連携して取引を行っています。例えば、市場規模の大きい債券レポ取引においては、大手金融機関はもちろんのこと、クロスマーケット営業部を通して地方金融機関の取引ニーズにも迅速に応えられる体制をとっています。またCP売買においては、金融機関だけではなく事業法人の資金調達もサポートします。
商品紹介 LINE OF BUSINESS
- 有担保コール取引
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有担保コール取引は、国債や国庫短期証券、銀行裏書手形(外貨建手形含む)等の担保を付した取引であるために信用度の高い取引です。有担保コール取引には、市場参加者と短資会社が取引当事者となる「ディーリング方式(有担保コール ディーリング)」と、短資会社が取引の媒介のみを行う「ブローキング方式 (有担保コールブローキング)」の2つがあります。
- 債券レポ取引
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債券レポ取引(現金担保付債券貸借取引) は、1996年4月にスタートした比較的新しい市場で、現在の市場規模は50兆円台まで拡大しています。一方、債券レポ取引よりも古くから自然発生的に始まった債券現先取引は、2001年4月にリスク・コントロール条項や一括清算条項などを盛り込み、グローバル・スタンダードかつリスク・フリーを目指す現行のスタイルとなり、市場規模は150兆円近くとなっています。両者は似通った取引ですが、2018年の決済期間短縮後は、債券現先取引への一本化が進んでいます。当社ではシステム面の強みを生かし、債券レポ、債券現先のシームレスな対応はもとより、PTS(私設取引システム)運営を手掛けるグループ会社「ジェイ・ボンド東短証券」との連携により、2009年には、業界に先駆けて債券レポ・債券現先の電子取引業務の取り扱いを開始しています。これにより、従来のボイスブローキングに電子取引も加わった“ハイブリッド型”の仲介スタイルが確立され、グループとして市場流動性向上に貢献すると同時に、お客様の多様なニーズへの柔軟な対応ができる体制が整いました。現在では、50%を超える圧倒的な業界シェアを獲得しています。
- 国庫短期証券の売買取引
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国庫短期証券 (T-Bill) とは、償還期限1年以内の短期の国債です。T-Billは、その信用性、流動性、均質性の面で優れた短期金融商品として国内外の投資家から人気を集めております。当社は証券会社や投資家の間における一般売買および現先取引を行っているほか、入札参加者としてトレーディング業務にも力を注いでおります。また、日本銀行が行う「国債現先オペ」、「国庫短期証券売買オペ」の対象先に選定されており、日々の金融調整の一翼を担っています。
- CP(コマーシャルペーパー)・CD(譲渡性預金証書)取引
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CP市場は、1987年11月の創設以来拡大を続け、事業会社および金融機関等の短期資金調達の重要なツールのひとつとなっています。2003年3月には短期社債(いわゆる電子CP)の取引が開始され、現在では市場で発行されるほとんどのCPが短期社債となっています。CDは、譲渡性預金証書 (Negotiable Certificate of Deposit) の略称であり、金利自由化商品の先駈けとして1979年5月に発行が開始されました。CD市場は、創設以来年々拡大し金融機関の重要な短期資金調達手段となっています。当社は、日本銀行の「CP等買現先オペ」「CP等買入オペ」の対象先となっております。
- 株券レポ取引
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株券レポ市場 (現金担保付株券貸借市場) は、現金を担保として株券や上場投信、転換社債等を貸借する市場です。貸借取引を通じ売買市場に流動性を提供するほか、短期資金の機動的な調達・運用手段としても利用されており、市場規模は10兆円台半ば程度となっています。当社は株券レポ取引の利便性・安全性に着目し、今後とも市場参加者のニーズに応え市場の拡大・発展に貢献していきたいと考えています。